マキ旅

仕事をしながら日本中、世界中を旅するブログ。

ほとんどの海外留学生が経験するホームステイ

日本では社会人として一人暮らしをし自立した生活を送っていましたが、初めての海外生活では言葉も分からないし土地勘もないの。カナダの生活に慣れるまでは「いい経験」だと思い、ホームステイを利用しました。 

ホストファミリーの国籍

私のホストファミリーはフィリピンから一家で移住してきた、パパさん、ママさん、息子さん(社会人)、娘さん(大学生)の4人家族でした。

たぶんトロントのホストファミリーは大抵がフィリピン人、その他、中国人やイタリア人など、第二言語として英語を話す人が多い印象でした。もちろんカナダ人もいます。皆さんどこの国の出身だろうと英語は堪能なので、英会話の心配はありません。

ただ家族間では母国語で話をしていて、その会話がどうも喧嘩をしているように聞こえて不安に思うときがありました。喧嘩っぽい口調はフィリピン人あるある?

自分以外の留学生

ステイ先には他の留学生も滞在しています。それは日本人以外のことも。

私の場合は、稀なことに私一人だったため、他の留学生がいることの良し悪しは分かりません。

知り合いから聞いた話だと、食事中や空き時間は英語で話すので自然と英語力は付きそう。それに学校以外の友達ができて楽しそう。反対に文化や習慣の違いから気疲れしてしまうこともあるようです。

私は、一人で気楽に過ごすことができましたが、今思えばもう少し英語を話す機会はほしかったし、友達も作りたかったので、もう一人くらい留学生がいてもよかったかなと思います。

 

食事について

朝は、ファミリーの皆さんは既に出勤していたり、まだ部屋で休んでいたりするため、パンやシリアル、フルーツなどを自分で自由に準備して一人で食べました。

昼は、朝の時点でサンドイッチとフルーツが用意されているので、それを学校に持って行って食べます。

夜は、ママさんが作ってくれたご飯やおかず、フィリピン料理などを一人で食べる感じでした。ただ一人と言っても、ママさんとパパさんがキッチンやリビングにいるので、その日の出来事や週末の予定などを話したりします。

もともと外国料理は好きだし食のこだわりもあまりないので、ほぼ美味しくいただくことができました。ママさんも日本人の好みに合わせて、野菜やフルーツを多めに出してくれたり、なかなか気を遣ってもらったと思います。

ステイ先によっては、自分たちの残り物を留学生に食べさせたり、味付けや量など悲惨な話も聞いたことがあります。

ただ私はすごく小食なので少しでも食事を残すと、「何で残すの?」、「口に合わなかったの?」と質問攻めに合い、反対に残さず食べると、次の日はご飯が2倍になって出てきました。

 

洗濯について

洗濯は週1回でした。

ママさんのお仕事の都合で、土曜の午前中までに洗濯物を出しておくように言われ、終わり次第部屋に戻してくれます。お互いの予定が合わない時はその都度交渉です。洗濯物はしわにならないようにカゴに軽く広げて返してくれていました。ありがたい。

ステイ先によっては、曜日が合わないと洗濯してもらえなかったり、服がしわくちゃで返ってくるそうです。

洗濯で困ったことといえば、洋服を着まわすことです。ただでさえ限られた荷物で渡航しているので服の余裕がありません。余計な出費も避けたかったので、ギリギリ過ごせる7、8着分を持って行きなんとかやり過ごしました。

 

ホストファミリーとの関係性

私はホストファミリーと一緒にリビングで過ごしたり、休日にお出掛けするようなことはありませんでした。息子さんや娘さんは、私がいると自分の部屋に戻ってしまい、会話をした記憶がありません。

留学生によっては、ステイ先を変更する人もいますが、自分が望む100%の環境を手に入れるのって難しいと思うんですよね。

ホストファミリーも様々な事情で留学生を受け入れていると思うし、一緒にお出掛けとかちょっと羨ましかったですが、私は特に不満は感じませんでした。その分、黙々と勉強ができました。

 

費用について

たぶんほとんどのホストファミリーは留学生を「ビジネス」として受け入れていると思います。私たちが支払う費用は、彼らの大事な収入源です。

ホームステイに必要な費用は仲介事業所にもよりますが、たぶん1泊3食付きでCA$30~40ってところでしょうか。

多くの留学生が留学エージェント経由でホームステイを申し込むと思いますが、留学生が支払う金額とホストファミリーが受け取る金額に(かなりの)差があるようです。たぶんぼったくりとかではなく、そういうもんなんです。

実際、私が次のシェアハウスを探していたときのこと、ママさんと家賃の話になり、ホームステイで受け取る金額を教えてくれました。私はなんとなく話を濁しましたが、私が留学エージェントに支払った金額よりだいぶ低かったです。

つまり、留学生からしたら、「あんなにお金を出しているのに」と思うかもしれませんが、ホストファミリーからしたら、「これだけしか貰ってないのに」という、ちょっとした気持ちのズレを感じる人もいるのかもしれません。

成るも成らぬも金次第。「うまく折り合いつけて過ごさなきゃ」と大人ながらに思いました。

 

ホームステイか、シェアハウスか

ホームステイに特に不満はありませんでしたが、やっぱり今まで日本で自由に生活していたのでハウスルールが窮屈に思うときもありました。

そこで、トロントのシェアハウスの家賃相場を調べ、自分に必要な生活費をざっくり計算したとき、シェアハウスにしたほうがだいぶ費用が抑えられることが分かりました。

トロントの生活にも慣れてきたし、もともと色々と自分でやってみたい性格だし、なにより先立つものはお金です。何を優先するかによりますが、私は予定より早くホームステイを終了しました。

ホームステイ,通学路,トロントの住宅

毎日トボトボ歩いた通学路。様々な人種の人が暮らしてて改めて海外に住んでいることを実感。