マキ旅

仕事をしながら日本中、世界中を旅するブログ。

ブルネイ旅行;2大モスク旅

今回の行先は「ブルネイ」です。

日本ではあまりメジャーな旅行先ではないため、観光情報誌もほとんど見かけません。事前情報はほどほどで、未知の国「ブルネイ」にぶらり一人旅です。

はじめに

ブルネイの正式名称は「ブルネイ・ダルサラーム国」です。首都は「バンダル・スリ・ブガワン」で、東南アジアのボルネオ島北部に位置し、マレーシアに囲まれています。飛行機は直行便が就航しており約6時間半です。

公用語はマレー語ですが、ホテルや観光地では若い人を中心にほとんど英語が通じます。マレー系イスラム教徒が多く、特に女性は正装(「バジュ・クロン」というツーピースの服を着て「トゥドン」というスカーフで髪を覆う)をしている人が多かったです。

石油とガスの天然資源が豊富で所得税がなく、教育費や医療費が無料なんだとか。みんなのんびり穏やかで、観光客に強引に商売するような感じはなく、治安は良かったです。

 

それでは旅の記録を載せます。

 

Youtube動画にはもう少し詳しい内容が載っています↓

youtu.be

 

スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク(オールドモスク)

市内中心部にあり、敷地内の見学は自由です。観光客の参拝時間のみモスク内を見学できます。一応時間の看板が立っており、その時間を目安に行きましたが、「今は入れないから次の時間にまた来てください」と言われ出直しました。

オールドモスク

見学する際は、ヤヤサンコンプレックス側の入り口から入ります。出入口に係員がおり、記帳(日時、名前、国籍など)して、そこにある黒いローブを着用し無料で見学できます。出入口の仕切られたわずかなスペースのみ入ることができ、そこから写真撮影が可能です。係員にずっと見られているのでやや緊張です。

オールドモスクの中

係員さんの中に紙幣コレクターがいて、「1B$とYENを交換してくれないか」と言われましたが、ちょうど直前に円→ブルネイドルに両替えしたばっかりで紙幣は持っておらず係員さん残念でした。そもそも1B$≒100円なので紙幣と交換できません。たまたま10円玉1枚だけ持っていたので10円玉をあげてきました。

 

ジャミ・アスル・ハサナル・ボルキア・モスク(ニューモスク)

市内中心部から少し離れたところにあります。バスターミナルから公共バスで行こうと思ったのですがバスの気配が全くなく、タクシーで4B$でした。

ニューモスク

こちらも観光客の参拝時間のみモスク内を見学できます。中央のオープンスペースではなく、向かって左側の女性用のモスク(写真左)側から入ります。出入口に係員がおり、記帳(日時、名前、国籍など)をして、そこにある黒いローブを着用し無料で見学できます。こちらはモスク内を自由に見学できますが、係員がどこからともなくやってきてさりげなく誘導され遠目に監視されます。

大階段

ニューモスクの中

 

ロイヤル・レガリア博物館

外から中が全く見えないので、どうやって入るのか説明書きを読んでいたら中から係員がやってきて中へ案内してくれました。外で靴を脱いで館内に入り、観光客は入館料が5B$かかります。チケットをもらうときにロッカーのカギも渡され、窓口前のロッカーに荷物を預けます。スマホのみ持ち込み可能です。

館内に売店もありましたがほとんどお土産物は置いていなかったので、館内でお金を使うことはありません。

 

キアンゲ マーケット

「ザ・ブルネイホテル」の目の前にある市場です。午前中に行きましたが、出入口の民芸品店と青果店が少し出店しているだけでした。

青果店

 

マングローブ リバー クルーズ

キアンゲマーケットから川沿いを歩いていると、川からボートに乗った船頭さんが一生懸命私を呼んでいます。近付いて話を聞いてみると、「マングローブや水上集落に連れて行ってあげる」、「1時間で30B$だよ」と。インターネットの記事では「相場は20B$」と書いてあったので値段交渉するとあっさり交渉成立します。

水上集落(カンポン・アイ―ル)にある施設や建物の説明を受けながらついでに給油もして、マングローブに向かいます。マングローブではボルネオ島固有種の野生のテングザルが見所です。カメラを構えると減速してくれて配慮しながら運転してくれます。

水上集落(カンポン・アイ―ル)

マングローブでは普通の黒っぽいサルしか見当たらず、それで帰ろうとしていたんですが、船頭さんが「どうしてもテングザルを見せたい」と言い始めました。私は時間や値段の心配があったので「もう十分です」と断ったんですが、「もう値段は問題ではない」、「ただあなたにHappyになってほしいんだ」と力説され、不安はありましたが特に予定はなかったのでお願いすることに。

テングザル

なんとかテングザルを発見し、結局2時間以上かかってようやく戻ることができました。

 

ガドン ウェット マーケット

「ガドン ナイトマーケット」に行く時間がなかったので、昼間に行ってみると隣にウェットマーケットがありました。鮮魚が並んでいますが、魚にジョウロで水をやっているのを見たときはさすがにびっくりしました。

 

ザ・モール

ブルネイ一大きいショッピングモールらしいですが、なんとなくガランとしてて寂しい。特にブルネイらしいものを見つけられず、フードコートでフレッシュジュースを飲んで休憩です。

帰りに市内中心部までどうやって戻ろうか途方に暮れていると、偶然モールの正面に公共バスを見つけ飛び乗りました。ブルーのバスです。市内循環バスは一律1B$、ワンマン運転で降車時にお金を払います。

このバスで市内中心部に戻ってきて気付いたんですが、バスターミナルにひと気がなかったのはそこは閉鎖状態で、川沿いのバス停がターミナル替わりになっていたと。

 

ヤヤサンSHHBコンプレックス

市内中心部にあるショッピングセンターです。衣料品やスーパーはもちろん、お土産屋やフードコートなど何でもあります。地下にあるスーパーはとてもきれいで通路も広く食料品の品揃えは抜群です。お土産屋の「Aewon」は売り場のほとんどがTシャツで雑貨的なものは極わずか。そんな中でもテングザルのぬいぐるみが可愛かったので購入したんですが、クレジットカードは扱っておらず焦りました。

 

ブルネイ国際空港

モスクが隣接しています。帰国は深夜便でここで最後に買い物をしたかったのですが、夜9:30の時点でお土産屋は全部閉まっており、ジョリビーとザ・コーヒービーン & ティーリーフしか空いていませんでした。仕方がないので隣接しているモスクを見学して早々にゲートで待機です。

 

 

ブルネイはどこの場所に行ってもほぼ観光客はいませんでした。そのためか市内ではお土産屋がほとんどなかった、というより、あったけど品物がほとんど置いていなかった、などの物足りなさを感じつつも、ゆっくり観光するには今かもしれません。