マキ旅

仕事をしながら日本中、世界中を旅するブログ。

社会人から学生へ転身、海外留学中のトロント語学学校

日本では社会人として毎日働いていましたが、今回は学生ビザでの渡航のため久しぶりの学校生活です。毎日毎日私の頭はオーバーヒート状態でしたが、なけなしのお金を叩いた学費を無駄にしないように、私なりに頑張りました。

語学学校の大まかな概要

私が通った語学学校は、Eglinton駅近くの某ビルの中にあり、ダウンタウンを通過せずに通えたため通学自体は楽でした。

学校のプログラムは、ESL(English as a Second Language)プログラムをはじめ、進学準備プログラム、専門プログラムなど、多種多様なプログラムがありました。

私がこの学校を選んだ理由は、英語をスキル別に勉強でき、スキルごとにレベル分けができるから。例えば、「文法はできる」けど「リスニングができない」ときなど、それぞれのレベルを変えられるのです。

学校を選択するとき授業料や学校の規模などで決めるのもいいですが、ちゃんと自分が希望するところを選ばないと、英語力が伸びなかったことを学校のせいにするようなことになってしまうので、学校選びは妥協しないほうがいいと思います。

私はゼロからの英語だったので、この学校で自分に見合った勉強ができて良かったかなと思います。

 

生徒の国籍や年齢

やっぱり日本人、韓国人がクラスの大半ですが、レベルや時期によってはブラジル人、メキシコ人、スペイン人、トルコ人など、アジア以外の留学生もそこそこいたように思います。

年齢は、大学生や20代の子たちが多く、彼らはSNSを使いこなし、お互い直ぐにお友達になっていきます。また物覚えも早く、英語もどんどん吸収していくので、私はついていくのが大変でした。

 

クラスの様子

初日に実力テストや面談を行い、その結果私はESLプログラムの一番初級レベルからスタートです。

学校の時間割は、

9:00‐9:50  Grammar(文法)

10:00‐10:50 Listening(聞き取り)

11:00‐12:00 Reading & Writing(読み書き)

13:00‐13:50 Pronunciation(発音)

14:00‐15:00 Communication(コミュニケーション)

(15:00‐16:00 Extra class(無料の授業))

月一回のレベルテストの結果でレベルが上がっていきます。授業中は日本人以外の生徒さんは、英語が間違っていようが、授業に関係なかろうが、ガンガン話しまくっています。それぞれのクラスごとに先生や生徒の顔ぶれが変わるため、色々な英語に触れることができ、メリハリもあって面白かったです。

語学学校,授業
語学学校,授業
授業の途中にちょっと息抜き。

よく日本人留学生の間で、「日本人が多すぎると英語が身につかない」とか「人数が多いと発言する機会が減る」とか耳にしますが、正直それは自分次第です。そんなことを言ってる暇があれば、先生を休み時間に捕まえて質問したり、他国の生徒さんとだけ話したりして、English Only Policy(英語以外禁止)をしっかり守ればいいと思います。

それよりも私は英語力がなさ過ぎて、国籍とか人数とか気にしている場合じゃなかったし、他の生徒さんたちにはたくさん助けてもらいました。それに私には適度に日本語でのリフレッシュも必要だったので、日本人のお友達がいる環境もとても大事だと実感しています。

語学学校,ジャックオーランタン,ハロウィン
語学学校,クリスマス,サンタクロース
授業以外にも楽しいアクティビティに参加。

 

通学期間について

「英語を少しでも話せるようになりたい」と思い、思い切って学費が払えるギリギリの9ヵ月間通学することにしました。一世一代の自己投資です。

しかし通学期間は長ければいいというワケではありませんでした。

正直、最初の4、5ヵ月は、形振り構わず無我夢中でしたが、徐々に英語が理解できるようになり、それなりに楽しかったんです。

でもそのあとは、仲良くなったお友達が帰国していったり、学校にもすっかり慣れてしまい勉強モードは減退しました。しかもその頃カナダは年末の休暇ムードになっていき、街全体が浮足立っている感じ。学校の先生や生徒もそんな感じでした。学校にはちゃんと通っていたけど、どこか緊張感がなくだらだらした生活をしてしまいました。

「これではダメだ」と思い、心機一転、ELSプログラムを終了し、専門プログラムに進みましたが、そのだらけた期間は本当に反省です。

今思えば、長期間学校で勉強するなら一つの学校に通い続けるんじゃなく、別の語学学校に入学し直してもよかったかなと思います。

 

卒業して思うこと

最初のうちは本当に何もかもが全く理解不能でした。英語ができない自分に憤りを感じ、帰りのバスの中で涙ぐみながら帰ったのもいい思い出です。

しかし毎日毎日英語オンリーの授業に必死に食らいつき、英語のいろはを覚えていくうちに、先生の話が理解できるようになり、授業中の冗談にも笑えるようになっていきました。

そのうち先生の言葉の癖を真似してみたり、覚えたての英語を友達との会話の中に入れてみたりと、充実感というか、達成感というか、満足感はありました。

あとは信頼できる大好きな先生たちのおかげで頑張れたと思います。その先生たちは、プレッシャーを与えることなく、かと言って放置するわけでもなく、生徒の状況をよく理解してて、いつも穏やかに接してくれて、いつも気に掛けてくれて、いつも「自信を持ちなさい」と勇気づけてくれるいい先生たちでした。

本当に学校の先生たちには感謝です。

語学学校,卒業

卒業の日、大好きな先生たちと。

授業料の元が取れたかは分かりませんが、「久しぶりの学校生活もなかなか面白かったな」と思います。